ケアサービスおちあい なまはげの囁き 2014/10/28 彩べえでは看護師募集しています。

訪問看護ステーション彩べえの訪問看護師の役割とは?

その1

彩べえは看取り介護を目指し開設しました。なぜなら、国が在宅介護を中心とした方針を強く打ち出していたからです。しかし、在宅介護中心が本人と家族にとって本当に幸せなのかと言う疑問が生じました。

在宅介護で看取りを行うには、医師・薬剤師・看護師・ケアマネジャー・介護員の結びつきによって成り立つとテレビで放映されていました。この番組は在宅介護の見本であるという番組でしたが、しかし、そこには大きな暗い影があることに気づきました。

夫は高速道路のICに勤務していたが、妻の病気により介護が必要になったため、やむなく退職することになり、寝たきりになった妻は人工呼吸器を付け機器の音がする部屋に夫と生活している状態であった。

夫婦には息子と娘がいるが、息子は母親の部屋には入ろうとしないし娘はたまに入るが世話をすることは無かったため、妻の介護は夫に全て掛かっている状態であった。夫は妻の介護に時間を費やすため、髭も剃らず散髪もしないまま服もジャージを着ている生活を送り、好きなお酒を飲みに行くことも出来ない状態であり、悲壮感が漂っていた。在宅介護サービス(訪問介護や訪問看護など)も使っているが、サービスが入らないその多くの時間を夫が一人で介護している現状である。

妻は声を出せないが目は動くし話している内容などは理解できると思われ、家族の大変さを毎日見て苦しんでいると思う。

もしかしたら、家族へ負担を掛けている自分は死んだ方が家族のためだと思っているかもしれない。

この現状を見て、疑問が湧いてきた。

・本当に在宅介護が正しいのだろうか?

・家族は在宅サービスの方々に任せて本人を自宅に一人置いて仕事に行けるだろうか?

・家族は買い物や旅行に行けるだろうか?

在宅で看取ると言うことは家族が縛られることになり、誰かが仕事を辞めてお世話をすることになる。果たしてそれが本当に幸せだろうか。もし、私が病気で看取りになったとしたら、子供達に仕事を辞めて私のお世話をしなさいとは言いたくない。

子供達は世の中ために貢献することを願って育ててきたのである。それならば私は施設に入ることを願います。

・施設に入ることで家族が楽しく過ごしている姿を見るのが親としての幸せではないだろうか。

・月に数回幸せな顔を見せに来てくれ、仕事の話など聞くことが幸せではないだろうか。

そうした日々の中で自分の一生を終えることが人として最高の最期ではないだろうか・・・を目指して訪問看護スターション彩べえを開設しました。

彩べえの訪問看護の仕事に共感を持って働く看護師を募集しています。

ケアサービスおちあい なまはげの囁きより